第2話『弟と一緒』


『前世は王子の姫城さん』の第2話です!
赤ちゃんから成長した姫城さん、なんか僕っ子みたいになってますが普段喋る時の一人称は『私』です。
前世は男の子だったので心理描写はナチュラルに『僕』です。今回のお話では昔の親友を思い出して僕と声に出しちゃってますね。
ここで登場した前世の親友『フレイア王子』ですがこちらも生まれ変わり、流音の弟『汰楽』になっていました。
主人公よりも細かいキャラ設定
フレイア王子はルーン王子と違ってキャラクター設定が細かく決まっております。
キャラクターポジションとしては、転生前の世界でRPGゲームのような物語があったとしたら…フレイア王子が主人公だったのかな?とも言える重要人物です。
そしてルーンは魔法の国の王子様で魔法がとても得意ですが、フレイア王子はあまり得意ではありません。
魔力は生まれつきしっかりありますがコントロールが苦手なのです。
戦闘においてはそこを体力、腕力で補っています。そのため本当にバトル漫画の王道主人公のようなキャラクターです。
自身の不得意な分野を自覚し、コンプレックスを持ちつつも自分なりに歩いていく、そういう部分もあってこの漫画で考えた登場人物の中で私が特に気に入っているキャラです。
記憶ありの姉と無しの弟
前世の記憶は無いまま生まれ変わったので、かつての親友のことを完全にお姉ちゃんとして接しているのです。
そのため、流音(りゅうね)という名前と姉(ねえ)ちゃんをプラスして『りゅうねえ』と呼んでいます。
流音のほうも生まれた瞬間から記憶があったわけではなく、少しずつ自分は生まれ変わっていたと認識しました。
第1話の描き方だと生後すぐに意識がハッキリしたように見えちゃいますが、一応1歳くらいになってからの描写です。
それでも物心がつくの早すぎるような…
そこは主人公補正ってことで!
そこでいくら顔つきがぽやんとしてたからといっても親友の顔なら普通気づきそうな気もするんですが、前世の記憶の【すべて】は覚えていないのと、幼いゆえに思考も朧気でした。
ただ前世のルーン王子は一言で表すと姫命(ひめいのち!)です。姫の記憶をメインに周りのことを徐々に思い出しています。
小学生になった汰楽くんを見て『あれ?この顔って確か…』となって、そうだ親友と同じ顔だ!と気づいて思い出しました。
生まれた瞬間に前世の記憶すべてを把握し、知らない世界にいる状況を理解したうえで赤ちゃんからのスタート…だとメンタルがおかしくなりそうな気がするんですよね。それはさすがに辛いので記憶は曖昧な設定にしました。
今回の状況もかわいそうですが次回もまたちょっとしたキャラクターが出て明るくなる予定です!